独り勝ち・『ゼクシィ』商法の光と影、今や強者の驕りも垣間見え…(5) - 12/08/24 | 10:00 ネットの「ゼクシィnet」や、相談カウンター「ゼクシィなび」との連携だ。ゼクシィを読んだゲストをゼクシィnetへ誘い、そこで迷うカップルは、エージェントによるカウンセリングが受けられるゼクシィなびへ誘導する。企業にとっては、集客効果に陰りの見えた情報誌への広告を削減しようとしても、ゼクシィの営業部隊からnet、なびとの契約を迫られる。結局ゼクシィにカネを吸い上げられるシステムが作られつつある。 だが中長期的に人口減の続く国内で、ブライダル市場の置かれた状況は決して明るくない。11年の婚姻件数は約67万組で、72年の110万組をピークに一貫して減っている(厚生労働省の人口動態統計)。さらにはゲストを多数招いて行う、結婚式と披露宴の実施率も年々減少。今やカップルの半数近くが結婚式を挙げ