いまさらと思われるかもしれないが、「ビッグデータ」に置き換わる言葉を考えることがある。ITproのFocusテーマにビッグデータが加わることが決まった昨年末、その担当者と次のような会話を交わして以来である。 「ビッグデータという言葉は適切なんでしょうかね。何か別の言葉はないのでしょうか」 「確かに漠然としているよね。データを使いこなすというニュアンスを出すために、記事中ではビッグデータ活用としている場合が多いけど」 もはや、ビッグデータという言葉はIT業界を超えてビジネス分野全般に広く浸透しつつある。それでも、この言葉が適切かどうかを意識する機会は多い。例えば、今年に入ってからでも「ビッグデータはバズワードか」という記事を書いたときや、先ごろ発行した「1冊でわかる ビッグデータ」というムックのタイトルを見たときに、「ビッグデータ」とは何を意味する言葉なのか、それに置き換わる言葉はあるのかを
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