SNSなどでブランドへの意見が可視化されたことにより、望まぬ形でパーセプション(認識)が形成されてしまう場合がある。今回は、ネット上で定着しつつあったパーセプションの打破を目的に、ジュエリーブランド「4℃(ヨンドシー)」が2023年9月8~24日にかけて仕掛けた、正体不明の期間限定ショップ「匿名宝飾店」を紹介しよう。同店舗には期間中に5500人超の来店者が訪れた。バイアスを排除した商品体験によって、ブランドイメージを底上げし、意図せぬパーセプションの払拭に成功した。 ジュエリーブランド「4℃」は、ブランド名を伏せた「匿名宝飾店」を東京・原宿のキャットストリートに期間限定でオープン。2023年9月8~24日の間に5500人以上が来店した 2023年9月8日、東京・原宿に正体不明の宝飾店がオープンした。その名も「匿名宝飾店」。ブランド名をあえて非公開にすることで、偏見なく純粋に商品と触れ合って