<白い歯に対する意識が高まっている一方で、SNSにはおかしな知識や、むしろ歯を傷つけてしまうような手法があふれている> マッチングアプリやソーシャルメディアがはやるこの時代、自分の歯の色を気にする人も増えているようだ。 米国勢調査局の2020年のデータによれば、アメリカでは約3700万人が歯のホワイトニング剤を使っている。家庭用のホワイトニング用品にアメリカ人が使っている金額は年に数十億ドルに達するとのデータもある。だが自宅で行うホワイトニングは、安全で効果があるのだろうか。 そこで本誌はSNSで人気の美容歯科医、ジョイス・コンに話を聞いた。「歯のホワイトニングに関する誤った知識は、(おかしな)流行や偽情報のせいもあって拡散しており、TikTok(ティックトック)などでもよく見かける」とコンは語る。 SNSで流行している「ホワイトニング法」の中でも、ターメリックやココナツオイルを使う方法は