自然界には、オスメスともに別々の異性と何度も性交する「乱婚制」の動物がたくさんいます。 乱婚をするオスでは、性交の相手が入れ替わるため、特定のメスだけを記憶して求愛し続けることはないと考えられてきました。 しかし今回、東北大学大学院 生命科学研究科により、同じ乱婚制のメダカでもメスのいない環境で育ったオスがある1匹のメスと性交すると、初めての相手を記憶して、一途な求愛をするようになると判明しました。 さらに相手側のメスも、オスを素早く受け入れるようになり、いわゆる「両想い」の状態になったのです。 研究の詳細は、2022年11月16日付で科学雑誌『Scientific Reports』に掲載されています。