シラク元仏大統領死去=イラク戦反対、親日家-架空雇用で有罪判決も 2019年09月26日21時35分 フランスのシラク元大統領=2007年2月、カンヌ(AFP時事) 【パリ時事】イラク戦争に反対して米国の単独行動主義に警鐘を鳴らすなど国際舞台で活躍し、親日家としても知られたフランス元大統領のジャック・シラク氏が26日、パリの自宅で死去した。86歳だった。家族がAFP通信に明らかにした。2016年に肺感染症で入院し、近年は闘病生活を送っていた。 「強いフランス」時に波紋=日本文化に深い造詣-シラク元大統領 パリ生まれ。エリート養成校の国立行政学院(ENA)を卒業し、34歳で国民議会(下院)議員に初当選。1974年、ジスカールデスタン政権の首相に就任した。社会党のミッテラン政権下の86~88年、2度目の首相を経験。フランス初の保革共存政権(コアビタシオン)を支えた。95年、3度目の挑戦で大統領