母親の卵子の核を、ほかの女性の卵子に移植して受精させることで、父親と母親、それに別の女性の3人の遺伝子を持つ子どもが、アメリカの医師らによって生まれていたことがわかりました。母親が子どもが死に至る病気の遺伝子を持っていたことから、医師らは子どもの死を防ぐことができたとしている一方、将来、子どもの健康に影響が出ないかや倫理的に問題がないかなどをめぐって議論を呼びそうです。 クリニックによりますと、男の子の母親は、卵子の核の外側にあるミトコンドリアという器官の中に子どもに脳症を引き起こす遺伝子があり、2人の子どもをこの病気で亡くしたということです。 このため、クリニックでは、母親の卵子の核を核を取り除いた、ほかの女性の卵子に移植して、正常なミトコンドリアを持つ卵子を作り、これを父親の精子と受精させ、母親のおなかに戻したところ、ことし4月に男の子が生まれ、健康に成長しているということです。 この
60年飼い続けている京都大学にまず拍手です。 1954年から京都大学では暗闇でショウジョウバエを飼い続けています。暗闇で子孫を繁栄させてきた通称「暗黒バエ」と普通のハエを交配した結果、研究者チームは完全な暗闇で育ったショウジョウバエがどのように遺伝適応を行なっているかがわかってきたようです。 驚くべきことに、暗黒バエは普通のハエと見かけはほとんど変わらないそう。1,500世代以上暗闇で育ったハエは、暗闇でも周りを感知しやすいように、少しだけ体毛が長くなったそうです。でもハエの研究者でさえ気づかないほど、本当にわずかな長さの差だったとか。おそらく京都大学の研究チームにしかわからないでしょうね。彼らはGenes Genomes Geneticsというジャーナルにこの研究の結果を発表しています。 京都大学チームはまず、暗黒バエと普通のハエを交配しました。そして、その暗黒と普通のミックスされたハエ
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