印刷 アルハラ行為と酔いつぶれた人の介護方法 追い出しコンパに新入生歓迎飲み会。大学生の酒宴が増える年度の変わり目、飲みすぎによる死亡事故が毎年のように繰り返され、この3月にも死者が出た。飲酒の強要などは「アルコール・ハラスメント」(アルハラ)にあたるとして、遺族や関係団体が注意を呼びかけている。 飲酒による事故で亡くなった学生の遺族らで作る「イッキ飲み防止連絡協議会」(事務局・東京)などによると、飲酒に関連して死亡した若者は、この10年で21人。今年はすでに2人が亡くなった。昨年は6年ぶりにゼロだったが、「東日本大震災の影響で、この時期に飲み会自体を自粛したケースが多かったから」とみる。 死亡事故の要因の一つが、飲酒の強要だ。2008年3月、部活の先輩らに強要されて死亡した神戸市の男子学生(当時20)の父親(55)は「未来を語り始める時期の息子が親より先に突然亡くなる。このことは言