北海道の泊原発3号機が停止し、日本国内50基の原発がすべて停止状態となったが、政府は、福井県の大飯原発3、4号機(関西電力)の再稼働を目指す。しかし大阪市の橋下徹市長をはじめ、滋賀県の嘉田由紀子知事、京都府の山田啓二知事など近隣の知事が強行に反対している。 この問題に関して、テレビ大阪で5日放映された番組「たかじんNOマネー」に橋下市長と松井一郎大阪府知事が出演し、レギュラーコメンテーターたちと激論を交わした。中でも独立総合研究所社長・青山繁晴氏は「大阪府市のエネルギー戦略会議には、テロ対策も含めて(そういう視点が)ない」と苦言を呈した。 しかし、橋下・松井両氏の主張はその部分ではかみ合わない。橋下市長は「(政府や電力会社に対して)有権者の声を背景に迫るしかない。自立する個人、責任を取る個人ということからすれば、府県民の皆さんが、計画停電や電気料金値上げも覚悟する、と言うなら、私は政府や電