ちょっと最近になって、好きなマンガが復刻したので紹介しておきます。 高橋葉介先生版の「帝都物語」です。 発表されたのは実に1989年。もう15年以上前の作品になります。 それより少し前の1988年には藤原カムイ先生版の「帝都物語」のマンガ版が出ています。 これがどちらも、帝都物語という素材を生かしながらものすごい個性を放ちながら、怪しく美しい町帝都を描いている傑作なのですよ。 そんな二つの、まばゆい魔都の物語がまた見られるのは幸いです。 「帝都物語」に関しては、いまさら説明するまでもないほどの有名作品。荒俣宏先生が日本の怪異譚や伝説を生かしながら、東京を中心にその攻防を描いた作品です。ちなみに後半は、よくあるイメージの昔の日本ではなく、昭和73年(?!)までいっています。 幸田露伴、寺田寅彦、森鴎外など有名人が出てくるのも楽しいですし、将門の怨霊や護法童子などの伝奇の人物が暴れるのもゾクゾ
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