於 A-menace 「VIVID セクシュアリティを考える会」 共催企画 『性をめぐる“正常”幻想を撃つ 恋愛は本当に必要か? ――非性愛者・性愛者、それぞれの立場から』 二〇〇四年 五月一五日(土) 発表者 前田彩 1.いかにも、わたしは自称Aセクです ・あなた本当にAセク? 自称じゃないの? いかにも、わたしは“自称Aセク”です。胡散臭い政治的Aセクシュアルで、ときにはスキゾセクシュアル(註一)を名告り、そして“本物のAセク”でもあります。セクシュアリティとは 自称するもので、すべてのAセクシュアルは自称であり、本物 か偽物かを云々するのは不毛なことです。 ・Aセクはたいしたことじゃない、マイノリティだなんて大げさだ。 たいしたことじゃない、これは事実ですが、たいしたことではないにも拘わらずたいそう悩まされるのはなぜか、をわたしは問いたい。マジョリティか否かは自