幼い頃からすべてを注ぎ、それでも大きな試合に出場できるのはわずかという狭き門。華やかな演技と裏腹に、過酷でシビアな面も併せ持つフィギュアスケートの世界。ましてや世界トップクラスの強豪国である日本で小さなチャンスを掴みとり、オリンピックのメダリストを目指す! そんな大きな決断をする小さな勇者たちの成長と、それを見守りながら自らも気づきを得ていくコーチの姿を描くフィギュアスケート漫画『メダリスト』。2020年5月から「月刊アフタヌーン」で連載を開始し、現在2巻まで刊行されています。 単行本第2巻 書影 舞台はフィギュアスケート王国の名古屋。学校でまわりにうまく馴染めない結束いのりが、唯一夢中になれるのがスケート。 だけど家では忙しいお母さんに気を遣いスケートをやりたいと言い出せず、受付のおじさんとの秘密の約束でこっそりリンクに入れてもらい、自主練を重ねる日々。 いのりは11歳。5、6歳でスケー