巨匠ゴダール監督死去 「ヌーベルバーグ」主導、91歳 2022年09月13日22時26分 ジャンリュック・ゴダール監督=2013年11月、スイス・ローザンヌ(EPA時事) 【パリ時事】1950年代末にフランスで始まった映画運動「ヌーベルバーグ(新しい波)」を主導した映画界の巨匠ジャンリュック・ゴダール監督が13日、死去した。91歳だった。リベラシオン紙によると、ゴダール氏はスイスのジュネーブ近郊にある自宅で自殺ほう助を受けた。関係者は同紙に「病ではなく、疲労困憊(こんぱい)だったので終わりにしようと彼が決めた」と述べた。 映画界、ゴダール氏悼む声続々 「偉大なクリエーター」 30年、パリで生まれた。パリ大学中退後、映画誌の創刊に参加し、批評家として活動。ヌーベルバーグの記念碑的作品となった59年の「勝手にしやがれ」で長編映画デビューし、「気狂いピエロ」(65年)や「中国女」(67年)などの