歴史上初のマイコン・チップ 日本のビジコン社から電卓用として12種類のカスタム・チップの設計依頼があった際に、12種類のチップと同等の機能を持たせた1つのチップを設計することで対応しようとして開発された。このCPUの開発には、日本のビジコン社に在籍していた嶋正利氏も関わっている。 このCPUは、幅が約3 mm、長さが約4 mmという極めて小さなものであった。それにもかかわらず、約25年前の1946年に開発された世界最初期のコンピュータENIAC(18,000本の真空管を使用し、280立方メートルという巨大な容積を誇っていた)と同様の計算処理能力を持っていた。販売価格は1個200ドルであった。 8クロックまたは16クロックで1命令を実行したと言われている。 専用のメモリアドレスバスはなく、汎用のデータバスを利用してメモリアドレスの指定が行われていた。 0.06 MIPS