高松塚古墳壁画問題については、どうもよく分からない。 ブログ時評に詳しい論評がのった。この問題については大地舜さんのコラム「今週の疑問」も必読だろう。 高松塚古墳壁画は漆喰に書かれたフレスコ画の仲間らしい。詳しくは明治大学博物館公開講座の第5講「ジャーナリストから見た考古学と社会-古墳壁画保存の問題を中心に-」(Q&A)参照。古墳壁画はフレスコセッコ(乾式)に相当するとある(これは日本での公式見解のようだが、ブオン・フレスコ-湿式-でないのかどうかは後述するように、ちょっと微妙)。漆喰には「すさ(紙の繊維)や糊が混ぜてあり、有機質なので1300年もたつと失われてしまって、すかすか」になっていたらしい。「それに対し、フレスコは消石灰に砂を混ぜて塗り固められているので、漆喰よりは傷みにくいという見方も」あるとか。 高松塚は発見当時から漆喰はぼろぼろだったらしい。それを樹脂で何とか持ちこたえさせ