印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力 農林水産省系独立行政法人傘下の中央農業総合研究センター(茨城県つくば市)などは24日、放射性セシウムで汚染された水田でも、肥料のカリウムの投入量を増やせばコメ(玄米)へのセシウム移行を大幅に減らせるケースがあるとの実験結果を発表した。 研究チームは東京電力福島第一原発の事故を受け、福島、茨城、栃木、群馬の各県でイネの作付け試験を実施。肥料などの条件を変え、セシウムの移行しやすさへの影響を調べた。 その結果、カリウムのうち、作物に吸収されやすい形の「交換性カリ」が、土壌100グラムあたり25ミリグラム程度になるように調整された肥料を使うと、玄米に含まれる放射性セシウムの濃度を減らす効果が大きいことがわかった。一方、カリウム濃度を高くしすぎても、移行を防ぐ効果は期待できないという。 購読されている方は、続きをご覧いただけます関連リンク「ナノバブル