ある友人は今仕事が少しきつい時期だそうだが、「新入社員の頃に比べれば全然楽」と言っていた。それで、「新入社員の頃のつらい経験が今活きているわけだけど、となると、新入社員というのはできるだけつらい思いをしてもらったほうがいいのかな?」と聞くと、友人は少し黙って、「それはちょっと違うんじゃないかと思う」と答えた。 「ああいう思いをするのは自分で最後にしたい」と友人は言うので、「でも新入社員の頃につらい思いをしておかないと後がきついんじゃないの?」と聞くと、「それなりにやるんだと思う」と友人は答えた。 実は、僕もそんな風に思わないでもない。確かにつらい経験というのはその後の人生の糧になるが、じゃあ無理矢理つらい経験をしたほうがいいかというと、そこは少し考え込んでしまう。人生なんてどうせつらいんだから、無理にしなくてもいいんじゃないかという気がする。 でも、最近話題になった餃子の王将にしてもくら寿