「芸能プロダクション直営店」とうたって売春クラブを営業したとして、警視庁は東京都目黒区大橋1丁目、売春クラブ経営松下道則(31)と川崎市高津区二子6丁目、共同経営者の南徹(32)の両容疑者と従業員の男11人の計13人を売春防止法違反(周旋)の疑いで逮捕したと3日、発表した。同庁によると、クラブは都内最大規模で約2万人が会員登録し、女性200人が所属。この2年間で約10億円の売り上げがあったという。 保安課によると、13人の逮捕容疑は、3〜5月、渋谷区内のホテルに元キャンペーンガールの女性(27)ら4人を派遣し、埼玉県新座市の公務員(35)や長野県安曇野市の税理士(38)らに対し3万5千〜5万円で売春させたというもの。 松下容疑者は2008年6月から「イノセント」「ホワイトラブ」など13の派遣型性風俗店を営業。最高額のコースは2時間55万円で、1日平均130万円の売り上げがあったという。