フランス父親事情 作者: 浅野素女出版社/メーカー: 築地書館発売日: 2007/03/01メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (14件) を見る フランスに住む女性が、フランスの男性にインタビューを行い、それをエッセイ風にまとめている本である。浅野さんは、父親について考える事は、母親について考える事でもある、という。浅野さんは、母親だけの育児が、閉じた母子関係につながっていくことに警鐘を鳴らしている。母親の愛情が深いだけに、愛情は自己愛に変質しやすく、ときに子どもを支配する暴力になることを指摘する。その母子関係へ介入する他者として、父親が求められているのだ、と浅野さんはいう。 この本では、なにより、フランスの父親たちのエピソードが面白い。ある産院では、父親学級が開かれる。その中には、男性のみのグループミーティングのプログラムが準備されている。男性の産科医のファシリ
![浅野素女「フランス父親事情」 - G★RDIAS](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/aa68fd583b5b7b39254005ee5205a993254845b9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F413vzQhfT5L._SL160_.jpg)