上海社会科学院青少年研究所がこのほど、上海の青少年の道徳観などに関する調査を実施した結果、「ハッカーを崇拝している」と答えた小学生が42・5%に上り、「ハッカーになりたいと思ったことがある」とした小学生が32・5%いた。16日付の上海紙、青年報が伝えた。 調査によると、未成年者のうち80%近くが「かなり早い時期にインターネットで性に関する写真や文章を見た」と回答、ポルノサイトの普及ぶりも印象づけた。 一方で「『誠実』は損をすることを意味する」と答えた未成年者が46・1%に上り、同紙は調査を担当した研究員の話として「知識偏重の教育の結果、徳育が軽んじられている」と指摘した。 調査は1980年以降に生まれた世代の家庭986世帯を対象に行われた。(共同)