この項目では、柚子を浮かべた風呂について説明しています。柚子の砂糖漬けを湯に溶いた飲料については「柚子茶」をご覧ください。 柚子湯(ゆずゆ)とは、柚子を浮かべた風呂である[1]。 解説[編集] ゆず湯の習慣 日本では、江戸時代に冬至の日、銭湯に柚子を輪切りにして入れて沸かす柚子湯があった。ひび・あかぎれ・感冒などの予防のためという。京阪には柚子湯がなかった[2]。江戸の町は、急激な町づくりが進み埃っぽい状態だったため、毎日風呂に入ることが、江戸の人々の楽しみであった[3]。古来催し湯というのがある。新年の丁子湯、暑中の桃の湯などそれぞれ悪疫、災厄をはらう縁起の湯として、端午の節句の菖蒲湯、冬至の柚子湯がある[1]。ことわざにも「冬至に柚子湯に入ると風邪を引かぬ」と言われている[4]。冬至の日において、柚子湯を用意する銭湯もある。 柚子湯の作り方としては、柚子の果実を5 - 6個輪切りにして