1997年の京都議定書の議決から12年目に入り、環境問題は世界レベルでますます重要度が高まっています。そんな中、米国では、京都議定書を批准しなかった前政権に対し、オバマ新政権が景気回復の大きな柱に環境関連投資を打ち出したことから、この分野の感心が急激に高まっています。 そこで、これから6回にわたって、米国(カリフォルニア)在住、在米20年以上のコンサルタント・金融アナリストの立場から、米国発の環境関連のコラムを発信していきます。初回は、米国における環境技術へのベンチャー投資トレンドから、投資対象としての環境分野を考えます。 日本では、環境技術は大手企業によるものの方が知られている傾向がありますが、米国においては「環境関連技術=ベンチャー機会の創出」と捉えられています。特に、ベンチャー投資のメッカであるシリコンバレーでは、その傾向が目立つようです。 投資環境・注力分野 環境技術セクタ