盗撮用の小型カメラを内蔵した靴を販売したとして京都府警は1日、通信販売会社「エダトレーディング」社長内藤孝彦(25)=神奈川県大和市=と、同社従業員園田温子(24)=東京都国分寺市=の両容疑者を府迷惑防止条例違反(盗撮)幇助(ほうじょ)などの疑いで逮捕し、発表した。府警によると、盗撮を幇助したとして機器の販売会社を摘発するのは極めて珍しいという。 中京署によると、2人は昨年10月~今年3月、盗撮に使われることを認識しながら、京都市と大津市、群馬県の男計3人に、小型カメラ内蔵の運動靴(各約2万7800円)を販売し、盗撮の手助けをした疑いがある。内藤容疑者は容疑を認め、園田容疑者は「使用方法は買った人の勝手だ」と否認しているという。 署によると、同社は通販サイト「カモフラージュカメラ.com」を運営。2012年8月~今年4月に約2500足を販売し、少なくとも7都道府県で盗撮に利用されていたとい