タグ

レビューと*漫画に関するPotaraのブックマーク (8)

  • 『100日間生きたワニ』の感想|品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山)

    100日後に死ぬワニ』(きくちゆうき)のアニメ映画版『100日間生きたワニ』を観てきました。 まず、巷に溢れている悪評と比較して自分はどうだったのか? という観点で感想を書いてみます。ネタバレとかは気にしません。 ①100ワニは「紙芝居」なのかTwitterで感想を見ていると「紙芝居」という表現がたびたび目についた。これは個人的にはあまりしっくりこない。 たしかに動きの少ない映画ではあるが、動くべきところはちゃんと動いていた印象。『鷹の爪団』のアニメみたいな感じで、キャラが平行にスーッと動くとか、そういう内容ではない。 そもそも原作の4コマの時点で、動物キャラの日常生活を描く地味なテーマだし、ヌルヌル動くアクションだとか、奇抜な構図のカットだとか、そういう演出で面白さが増えるようなものではないと思った。ただ、それによる弊害もある(後述)。 ②100ワニは「テンポが悪い」のか「とにかく間延

    『100日間生きたワニ』の感想|品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山)
  • デスノートオタクによる『DEATH NOTE 新作読切 aキラ編』の感想(ジャンプSQ. 2020年3月号掲載) - ジゴワットレポート

    新連載である『DEATH NOTE』が表紙を飾ったあの時を、今でも鮮明に覚えている。それ以前に読んだプロトタイプの読切で強烈な印象を残した「あの作品」が、連載として帰ってくる。Lという覆面探偵の登場、FBI捜査官を軒並み殺す月の策略、その全てに心を躍らせたあの頃。 やがて発売された単行は表紙にマットな素材が採用されており、「特別・・・!」な印象を抱かせてくれた。刺激的な原作は大ヒットを記録し、実写映画・アニメ・スピンオフ・ドラマ・舞台と、今なおコンテンツとして生き続けている。私も、オタクなりにそれをずっと追ってきた。 DEATH NOTE デスノート(1) (ジャンプ・コミックス) 作者:小畑 健 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2004/04/02 メディア: コミック そんな『DEATH NOTE』の新作読切ネームが、2019年7月にジャンプ+で公開された。い入るように読んだ

    デスノートオタクによる『DEATH NOTE 新作読切 aキラ編』の感想(ジャンプSQ. 2020年3月号掲載) - ジゴワットレポート
  • 映画「カイジファイナルゲーム」なんて元から存在しなかった - kansou

    悪い夢だった。 どこがつまらなかったか、なにが面白くなかったのか、論じる気力もない。思い出したくもない、思い出そうとすると頭が割れるように痛む。脳みその血管が切れそうになる。そもそも「カイジファイナルゲーム」なんて元から存在しなかったのかもしれない。いや、してはいけない。 関係者は当にこれでよかったのか、なぜ止めなかったのか。「これ当に面白いと思ってますか」「一回根から考え直しませんか」「正直トチ狂ってます」「これで金取るんですか」「悪いことは言いませんからやめましょう」なぜ誰も口にしなかったのか。心はどこにあるのか。怪物を作っていた自分こそがいつしか怪物になっていたのか。もう誰を恨んでいいかもわからない。こんな愚かなものを産み落としてしまった人間を、地球を、宇宙を恨めばいいのか。 「実写化はつまらない」「実写化にも面白い作品はある」「原作が正義」「原作知らなければ楽しめる」「原作者

    映画「カイジファイナルゲーム」なんて元から存在しなかった - kansou
  • 感想『カイジ ファイナルゲーム』 まさに圧倒的虚無!カイジによるカイジパロは福本漫画の未来を占うか - ジゴワットレポート

    まず前提を述べておくと、私は実写映画版『カイジ』シリーズが大好きである。 原作の持ち味をそのまま活かすなら、立木文彦による濃厚なナレーションが印象的なアニメ版が絶対的な正解だろう。しかし、流石に実写でそれをやるとくどいという判断か、「濃厚さ」を「クセの強い演技」でまかなったのが実写映画版である。藤原竜也の舞台仕込みの仰々しい演技が、原作が元から持っていたこれまた仰々しい台詞回しと奇跡的にハマり、ヒットを記録。藤原竜也の代表作として、今でもモノマネシーンでは不動の地位を誇る、そんな当り役となった。 確かに、色々と思うところはある。ナレーション要素を削ったことで邦画特有の「全てを台詞で説明する」性格は加速したし、限定じゃんけんでは見所であるはずの買い占めをオールカット。鉄骨渡りでは人生の真髄を悟るシーンをこれまたカットした。鉄骨から落ちていくCG合成のカットはやっぱりちょっとオマヌケだし、ラス

    感想『カイジ ファイナルゲーム』 まさに圧倒的虚無!カイジによるカイジパロは福本漫画の未来を占うか - ジゴワットレポート
  • 漫画「ワールドトリガー」の、敵が味方になる展開が、滅茶苦茶説得力があって熱いという話。

    今から皆さんに、「ワールドトリガーのヒュースが玉狛の味方になるまでの経緯が、滅茶苦茶細かい上に計算され尽くしていて物凄い」という話をします。よろしくお願いします。 皆さん、「ワールドトリガー」って漫画、知ってますか? 2018年まで「週間少年ジャンプ」で連載されて、その後ジャンプスクエアに移籍、 現在でも連載が続いている超面白い漫画でして、およそ全人類が読んで損のない出来だと私は思っているので、未読の方は是非読まれるべきだと考える次第なんですが。 まだ21巻までしか出ていないので簡単についていけて超お得です。お得。 最初にちょっとだけ、未読の方の為に内容紹介をさせてください。 ワールドトリガーという漫画は、一言で言うと、「汎用能力を使ったチームバトル漫画」です。 能力バトル、ってジャンルありますよね。 キャラクターが色んな能力を持っていて、その能力を使って能力者同士戦うヤツ。 能力と能力の

    漫画「ワールドトリガー」の、敵が味方になる展開が、滅茶苦茶説得力があって熱いという話。
  • 尾田栄一郎『ONE PIECE』 - 紙屋研究所

    『ONE PIECE』は言うまでもなく最も売れているマンガである。まわりに「何のマンガが好き?」と聞いてもたいていのやつは『ONE PIECE』と答える。 そもそもぼくは『ONE PIECE』と相性がよくない。人気マンガというので数年前に読み始めたのだが、途中で挫折した。はっきり言って全然面白くないからである。「それでもまあ人気マンガだから」と今回再度がんばったのだが、27巻でくじけた。 少年マンガの感性についていけなくなっただけか 少年マンガだからお前の感性がついてけなくなったのだろう、とお前ら言うつもりだろう。まあ半分くらいはそうなんだろうよ。でもなあ、『NARUTO』や『銀魂』はそれなりに楽しく読めるんだよ。『バクマン。』や『いぬまるだしっ』はかなり愉快に読める。なのに、『ONE PIECE』は……ちっとも面白くならないのである。ぼくにとって。 「50巻くらいまで読まんと真価はわから

    尾田栄一郎『ONE PIECE』 - 紙屋研究所
    Potara
    Potara 2010/06/29
    「なぜ『ONE PIECE』はつまらないのか?」
  • マンガがあればいーのだ。 「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2008年マンガベスト30+α!(前編)

    02<< 12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>04 マンガは面白い。 去年「マンガがつまらなくなった」という話をされてるのを見かけましたが、決してそんな事はない。 断言しよう。 マンガは今も昔も変わらず面白い。 これほどまでに安く、手軽に、いつでも、どこでも楽しめる極上のエンターテイメント。 世の中見渡してもその条件を満たすものというのはそうそうないのではないだろうか。 昔は良かった・・・と懐かしむのも勿論アリだ。 昔のマンガも確かに面白いから。時代が変わっても変わらず面白い作品は山のようにある。 それがマンガのすごいところではないか。 それこそ自分の親が子供の頃にハマっていた作品を、同じような感覚でハマる事が出来る。 それって素晴らしい事なんじゃないか。 マンガは時代と共に進化し続ける。 面白いものを生み出す、とい

  • マンガがあればいーのだ。 「マンガがあればいーのだ。」が選ぶ、2008年マンガベスト30+α!(後編)

    02<< 12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>04 マンガに埋もれたい。 面白い漫画に埋もれる事。 それはマンガ読みにとって一番の幸せだろう。 たった1冊の小さなが、僕らを「全く別世界」へと誘ってくれる。 自分1人ではきっと体験も経験も出来ないような世界を味わえる喜び。 それは正に至福の時。 面白い作品を読んでる時のあのワクワク感は何度味わってもいい。 読み終わるのが惜しくなる。もっと読んでいたくなる。 少しずつ、少しずつ残りページが少なくなっていく事が悲しくなる。 けれどページを捲る手は止まらない。だって面白いんだもの。しょうがないじゃないか。 もっとずっと読んでいたい。 面白い作品は、僕らの生きるエネルギーになるから。 そしてその「面白い」は、繋がっていく。 だって皆マンガが好きだから。 「面白い」は、広がって

  • 1