稲田防衛大臣は、就任後、初めての外国訪問として、ソマリア沖の海賊対策のために派遣されている海上自衛隊の部隊を視察するため、13日夜、自衛隊の活動拠点があるアフリカのジブチに向けて成田空港を出発しました。 ソマリア沖の海賊対策をめぐっては、海上自衛隊の護衛艦と哨戒機が各国の海軍とともに多国籍部隊の活動に参加して、日本を含む民間船舶の護衛活動を行っていますが、海賊による被害は年々減少し、去年は被害が確認されませんでした。 稲田大臣の外国訪問は就任後初めてで、哨戒機に搭乗して監視活動が行われている海域を視察するほか、南スーダンで国連のPKO=平和維持活動に参加している自衛隊の部隊の幹部から現地の状況などの報告を受けることにしています。 稲田大臣は、例年、終戦の日の8月15日に靖国神社に参拝していますが、ことしは外国訪問中となることから、終戦の日の参拝は行われないことになりました。