運転が再開され、事故車両が放置された現場を通過する高速列車=中国浙江省温州市で2011年7月25日、隅俊之撮影 【温州(中国浙江省)隅俊之】中国浙江省温州市の高速鉄道事故で広東省の週刊誌「南都週刊」(電子版)は27日、追突された列車の運転士が「(運転指令に)停止を指示された」と乗客に話していたと伝えた。後続列車は時速115キロ前後で追突しており、自動制御装置が機能しなかったのはほぼ確実。運転士証言は事故が制御系統の不備と人為ミスの複合要因で起こったことを示すとみられる。 【写真特集】車両がぐしゃぐしゃに、埋められる先頭車両…事故を写真で 運転士は「列車を走らせるべきだった。だが、停車を指示された」と語ったという。追突された列車の乗客は毎日新聞に「列車はいったん停止し、再び動き始めた直後に追突された」と証言。追突された列車が停止した理由は落雷の可能性が指摘されていたが、運転士や乗客の話か