6月3日、台湾法務部(法務省)は、陳水扁前総統(写真)が刑務所のトイレでタオルを使い自殺を図ったが、看守が早期に発見したことで命に別条はなかったと発表した。写真は2008年12月、台北で撮影(2013年 ロイター/Pichi Chuang) [台北 3日 ロイター] - 台湾法務部(法務省)は3日、陳水扁前総統が刑務所のトイレでタオルを使い自殺を図ったが、看守が早期に発見したことで命に別条はなかったと発表した。 陳氏は収賄やマネーロンダリング(資金洗浄)の罪で懲役20年の判決を受けており、現在台中の刑務所で服役中。 法務部によると、同氏は汚職容疑に抗議するために自殺を図った。 台湾主権独立派の陳水扁氏は2000年から2008年の間総統を務めた。自身と家族が対象となっている収賄、マネーロンダリング(資金洗浄)と総統府機密費不正流用の疑惑については、陳氏は政治的謀略との認識を示している。