ブラジル・リオデジャネイロで「ロシアの副領事」と名乗る男が、襲ってきた強盗を射殺した事件で、地元メディアは6日、男はブラジル人で地元の弁護士だったと報じた。男が所持していた身分証明書は偽物で、ブラジルにあるロシア大使館は「ロシアの関係者は誰も事件に関わっていない」との声明を発表した。ただ、なぜ偽の身分証明書を所持していたのかは謎のままだ。 報道によると、男はマルクス・ブラガ弁護士。BMWを運転中に2人の強盗に襲われ、相手の拳銃を奪って1人を射殺した。弁護士は調べに「強盗ともみ合いになり、銃が誤射された」と説明しているという。柔術を身につけている、とも報じられている。警察は弁護士の身柄を拘束しないまま、殺人と身分詐称の疑いで調べている。 ブラジルのロシア大使館は、弁護士が同国関係者であることを明確に否定。「なぜ副領事と名乗ったのかわからない」としている。地元警察は大使館と協力しながら捜査を進