京都市の「京都アニメーション」のスタジオが放火され34人が死亡した事件で、現場で消火や救助活動に当たった消防隊員が取材に応じ、「その場にいた全員がなんとか救助活動をしたかったが建物の全面が燃えていてかなわなかった」と当時の状況を涙をにじませて語りました。 この現場に最初に到着した隊員2人が取材に応じ、冒頭「火災で亡くなられた方のご冥福と、けがをした方の1日も早い回復をお祈りします」と述べました。 このうち、通報からおよそ5分後に現場に到着し、指揮に当たった指揮隊長は「すでに建物が激しく燃えていてすべての窓から黒い煙と炎が吹き出している状況だった。事業所の昼間の火災で、あれだけの規模で燃えているのは今までに経験がない」と当時の状況を語りました。 そして、「隊員全員が1人でも多くの命を救いたいと懸命に活動したが、結果的に34人が亡くなったのは大変残念でやりきれない思いだ」と振り返りました。 ま