【関西の議論】 「注意喚起のためやった」。津市の市立三重短期大学の福祉論の男性准教授(45)が1年生の女子学生の首にパソコンの電源コードを巻き付けるというアカデミックハラスメント(アカハラ)が起きた。冗談を連発する人気の先生だったが、女子学生は行きすぎた行為がトラウマとなり、マフラーを巻くことさえ怖くなったという。絶対的な力関係にある准教授は、なぜ行きすぎた行為をしたのだろうか。 【写真をみる】准教授の処分などを発表した東福寺学長ら ■突然、電源コードが アカハラがあったのは昨年12月12日、生活科学科で社会福祉士の資格取得に必要な講義の最中だった。准教授の指導で学生9人が知的障害者施設への慰問のための実習に取り組んでいた。それぞれの学生がさまざまなパフォーマンスを練習していた。 その時、准教授は学生に練習の中断を求め自らの首にパソコンの電源コードを巻き付ける行動を自演した。「知