女性記者にセクハラ発言をしたと報じられ、名誉を傷つけられたとして、民主党の仙谷由人政調会長代行(66)が、新潮社と文芸春秋を相手取り各1000万円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁は12日、「セクハラと受け取られかねない言動があったとの根幹部分は真実だ」として請求を棄却した。判決文に記された、あぜんとする中身とは…。 問題となったのは、週刊新潮と週刊文春の昨年1月13日号の記事。新潮は「『赤い官房長官』の正気と品性が疑われる桃色言行録」、文春は「仙谷官房長官篠原涼子似日経記者にセクハラ暴言!」とのタイトルで、2010年末に首相官邸で開かれた記者との懇談会で、当時官房長官の仙谷氏が女性記者にセクハラ発言を繰り返したなどとする内容だった。 判決文によると、両誌の記述は強烈で、「仙谷氏はMさんを隣の席に座らせて、お酒を注がせたりしていた」「肩に手を回し…」「Mさんの胸に手が触れかねない勢