下町歩きの楽しみはノスタルジー。 しかし、それだけでない何かを、立花、京島、曳舟を歩いてみて実感した。 今日はそれを書いてみたい。 まず、旧中川の浅瀬に立ち寄った。 小さなカモメが立杭一本に一羽ずつ、午後の冬の日を浴び羽を休め、つらなる水辺の情景、こんな風景こそ、忙しさにあふれる都心にこそ、いつも日常的にあるべき景かもしれない。 少し歩くと護岸工事、クレーンが建ち、土砂の掘削のドリルとユンボが唸っている。 しかし、その傍らの岸辺の枯れたススキの薮の中では雀が無心に群れをなし啼いていた。 どんなに騒音にまみれていても聞こえるんですよね、小さな生命の営みの生の音が。 見上げると、銭湯の煙突が澄んだ冬空を突き破っている。 まだぁ、あるんだ、銭湯の煙突なんて。 そうだ、低エネルギー・低炭素時代にはこんな風景こそ欠かせない。 わが家の小さな風呂場では味わえない、全く新しく、安価で安らかなリゾートでは
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