ヤマハの新型バイク「TRICITY」の発表会に登場した、CMキャラクターを勤めた大島優子=1日、東京都千代田区(大里直也撮影) ヤマハ発動機は1日、新型の3輪バイク「トリシティ」を9月10日に発売すると発表した。タイヤが前に2つ、後ろに1つあるデザインで、2輪車にはない安定感とスポーティーなハンドリングが特徴だ。バイクを敬遠していた若者層や小回りのきく車両を求める4輪ユーザーを取り込みたい狙いがある。 トリシティは35万6400円で、年間販売目標は7千台。低速域でもスムーズに走行する125ccエンジンを搭載した。 後輪が2つある3輪バイクは珍しくないが、前輪を2つにする斬新なデザインを採用。カーブで前輪が車体と同調して傾く独自の機構を用いて、自然なハンドリングを実現した。柳弘之社長は1日の発表会で、「2輪車、4輪車にはない新しい価値、今までにない驚きと楽しさを提供する」と強調した。 4月か