鉄工所に立てこもる犯人がつれてくるよう要求していた女性は、すでに死亡していた。杉下は、くわしい情報をもってきた神戸と、ひさしぶりに語りあう。 そして神戸のもたらした人間関係の情報と、米沢が知らせたクラウドソーシングの内実から、誘拐と思われた事件の構図が反転していく…… 映画宣伝SP回として、第13話*1から連続した後編。スタッフは前編にひきつづき太田愛脚本と橋本一監督。 開始早々に神戸の情報で被害者と加害者の関係が明かされる。子供へのDVまでは示唆する描写が前編にあったが、そこから予想以上に規模が大きく、きわめて現代的かつ切実な社会問題が描かれていく。 まず神戸により、DVシェルターで母子が、保守反動な思想団体で父が、それぞれ人間関係を構築していたことが明かされる。 少女のつれさりを防ごうとした少年が、反撃が強すぎて相手を殺したと思いこみ、せめてDVが隠蔽されないようにたちまわろうとして、