厚生労働省の「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」の報告書が6月12日に公表されました。昨年8月から13回の議論を経てまとめられたもので、その内容を踏まえた政策を速やかに検討・実施するよう厚労省に求めています。報告書は主に「後発医薬品の安定供給」と「創薬力の強化、ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスの解消」に焦点を当てていますが、このうち後発品の安定供給について、現状の課題とその解決の方向性を整理します。 供給不安3つの要因 後発品をめぐっては、長引く供給不安が大きな問題となっています。日本製薬団体連合会(日薬連)の調査によると、昨年8月時点で全医薬品の28.2%にあたる4234品目が出荷停止・限定出荷となっており、その9割を後発品が占めています。有識者検討会の報告書では「日本で医薬品が安定的に供給されるという『神話』は崩壊の危機に瀕している」と指摘。供給不安の主な要

