こんなに寒い土地でも、暖かくて心地よい屋内って不可能じゃないんです! 一見、ごくごく普通な建物がそびえ立つのは、コロラド州ベソルトの標高6,600フィート(約2,011m)地点。年間約90インチ(約228cm)の積雪が確認されるこの地域に、敢えて最近移転してきたのは、RMI(ロッキーマウンテン研究所)のイノベーションセンターです。 1982年に創立された環境団体の建物の屋内は、超効率的。この土地の夜間の平均気温はマイナス15度である一方、屋内は真冬の最も寒い夜でも約15度ほどの暖かさなのだそう。そのひみつは、がんがんエアコン機器を使っている......なんてわけじゃありません。建築家と科学者(と太陽)の協働作業によって、中央暖房システムいらずの構造が実現したようです。一体どんな仕掛けが隠れているのでしょう?