阪神大震災の復興のシンボル「はるかのひまわり」の名付け親、神戸市東灘区のうどん店主、藤野芳雄(ふじのよしお)さんが18日、肝臓がんのため奈良県内の病院で死去した。60歳だった。通夜は19日午後7時、葬儀は20日午前11時15分から神戸市灘区浜田町1の2の31の甲南平安祭典会館で。喪主は妻恵美子さん。 1995年の震災直後、がれきの下敷きになった近所に住む加藤はるかさん(当時11)の救助活動にあたったが、命を救えなかった。現場跡に咲いたヒマワリの種を増やし、「はるかのひまわり」と命名。命の大切さを伝えるために、全国に広める活動を続けてきた。