岩田氏はまず2003年の基調講演「ファミコンから20年~ビデオゲーム業界の今とこれから~」でゲーム産業の発展にはゲーム人口の拡大を目指す努力が必要であると述べたことを振り返り、続いて任天堂がこの2年間で行った取り組みとして「ゲームから離れてしまった人たちを呼び戻す」、「今までゲームをしなかった人を呼び込む」、「ゲーム熟練者、初心者でも楽しめる新しい商品を提案する」の3点からゲーム人口の拡大を目指した、と話した。 3つのターゲットに向けて任天堂が取り組んだもの~「ファミコンミニ」「ゲームボーイミクロ」「ニンテンドーDS」「Touch Generations」~ ひとつめとなる「ゲームから離れてしまった人たちを呼び戻す」ための取り組みとして、岩田氏は「ファミコンミニ」「ゲームボーイミクロ」の展開について触れた。「ファミコンミニ」はゲームを楽しんでいた幸せな記憶を思い出すきっかけとして、また「ゲ
![任天堂代表取締役社長・岩田聡氏 基調講演では何が語られたのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ae13403391138f1c6c5b1090106d36a6590dc54f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fgames%2Farticles%2F0509%2F16%2Fwk_0916TGS-i01.jpg)