育児うつに悩まされるパパたち 「今は回復して仕事もしていますが、念のため通院は続けています」 そう語るのは、愛知県で4歳の双子を育てる平松勇一さん(36歳)。1年間の育休から復帰する間際にうつ病になり、苦しいときを過ごした。 勇一さんは地元の大学を卒業後、東京の会社に就職。遠距離交際をしていた同郷の妻は、結婚を機に仕事を辞めて上京、専業主婦となった。ある日、妻の母が脳出血で倒れた。妻の希望もあり2人は地元に帰ることを決めた。 「義母は回復したものの心配でしたし、当時すでに妻のお腹には双子がいました。頼れる家族が多いほうが妻も育児がラクになるかなと思ったんです」 勇一さんは勤めていた会社を辞めて愛知県の会社に転職した。規模は小さくなったものの、幸いにも同じ職種の会社に勤めることができた。 引っ越し後、勇一さんの暮らしは東京で働いていたときと変わらず、生活の大半を仕事が占める日々だった。妻は専