少子化などの社会背景から、浪人生の数は年々減少傾向にあります。大学に入る事ができない若者が減った事は喜ばしい事ですが、浪人生をサポートしてきた予備校は厳しい状況にあります。 大手の予備校は、中高一貫校生向け塾を開設したり、新しい授業方式を取る事で、時代に形を添わせるようにしてこの状況を切り抜けています。他にも、時代や社会の動きに沿った新しい塾も現れています。塾業界は常に、日本の教育と社会を反映しているのです。 大手予備校が中高一貫校生向け塾を開設する背景 塾は、「受験に合格する事を目標としたパートタイムの教育機関」と表す事ができますが、この定義で考えると、予備校は浪人生が日々通う「フルタイムの教育機関」ですから、予備校は塾というくくりには相当しない事になります。 1992年には浪人生は約38万人を数えていましたが、少子化とそれに伴う大学全入時代を背景に、文部科学省実施の学校基本調査によれば
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