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2021年9月20日のブックマーク (1件)

  • 原発性アルドステロン症

    人の高血圧患者数は約4,300万人と推定されています。高血圧の多くはその原因が特定できない態性高血圧ですが、約10%は原因が特定できる二次性高血圧と言われています。その中でも、特定のホルモンが過剰になることで血圧が上昇する「内分泌性高血圧」は、原因の治療によって高血圧の治癒も可能な場合がある一方で、診断の遅れが合併症につながってしまうこともあり、早期診断と治療が重要とされています。内分泌性高血圧の代表格は、原発性アルドステロン症で、高血圧の5~10%を占めるとされています。 原発性アルドステロン症は、アルドステロンというホルモンが過剰に分泌されることで高血圧が引き起こされる病気です。アルドステロンは、副腎(腎臓の上にある小さな臓器)から分泌されるホルモンで、水分や塩分の調整を行う働きがありますが、過剰になると高血圧を引き起こします。副腎にできた腫瘍が原因で過剰になる場合や、副腎全体か