宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月14日、新型ロケット「イプシロン」の打ち上げを実施した。イプシロンはM-Vの後継機として開発された小型ロケットで、打ち上げはこれが初めて。ロケットは正常に飛行し、予定通りの軌道に衛星を投入、打ち上げは成功した。搭載した惑星分光観測衛星(SPRINT-A)は同日、「ひさき(HISAKI)」と命名された。 打ち上げを動画と写真で紹介 打ち上げ当日の天候は晴れのち曇り。徐々に雲が多くなり、雨がぱらつくこともあったが、晴れ間が見えることもあり、まずまずといったところ。ただ、日本に接近中の台風18号の影響か、今回は風が非常に強く、筆者の三脚が倒れたほど。しかしイプシロンは最大瞬間風速が20m以下なら問題なく、打ち上げに支障があるほどではなかった。 予定通り、10時45分ころからランチャー旋回が開始。整備塔の扉が開き、イプシロンの白い機体が再び姿を現した。この日も