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  • 禁欲倫理の政治学―『ねむり姫の謎』 浜本 隆志 | 考えるための書評集

    『ねむり姫』に隠された糸つむぎ部屋の習俗を暴き出すというでなかなかおもしろかった。ある意味、日の民衆の夜這いとか奔放な性を暴き出すという究明に似ていて、現代のわれわれは性的な習俗がいかに隠され、抑圧されているかということがわかるかのようである。 こんにちの『ねむり姫』というのは糸巻き棒にささって眠りについてしまうという話になっているのだが、どうして眠りについてしまうのかいまいちわからない。グリム童話とかペロー童話より古い型の原型を見てみると王女が眠っているあいだに王子は性交して、妊娠してしまうという話になっていたりする。でもこれは王女が大地だとしたら眠りは冬であって、王子はそのあいだに春の種子をうえつけたとしたら、なにもインモラルな話ではないね。 グリム童話などなぜ性的場面がカットされたり、ゆがめさせられたかというともちろん子ども向けということもあったが、カルヴァン派のピューリタリズム

    ROBOT_KUN
    ROBOT_KUN 2013/03/07
  • 古代人は「時間」も「季節」の概念も知らなかった | 考えるための書評集

    「古代人と天文学」 ナショナル・ジオグラフィック 動画はFC2動画で見られます。会員登録をすすめられるばあいは、「無料」で登録ができます。もし動画が削除されていたらごめんなさい。 この動画はかなりわかりやすかったね。古代人にとってなぜ夜空や星、天文学が重要だったのかよくわかった。 そもそも「時間」の概念や「季節」の概念をもっていなかったのだ。それは周期を正確にもっている太陽や月、星によって生まれたものだ。もしこの基準を知らなかったら、いきあたりばったりに時間や季節に遭遇していたことだろう。 古代人は月の満ち欠けによって「ひと月」というくくりを見出し、時間管理の方法を手に入れた。そのうちに星や星座の移動を観測することによって、「季節」の概念も手に入れた。もし「季節」の概念を知らなかったら、とつぜん物が途絶える冬にいきあたりばったりに出会い、貯蔵がないままに放浪や飢餓にさいなまされていただろ

    ROBOT_KUN
    ROBOT_KUN 2012/11/09
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