[シドニー 23日 ロイター] オーストラリアで開発された「シャワーで洗えるスーツ」が、日本で人気となっている。豪羊毛業界の研究・マーケティング組織であるオーストラリアン・ウール・イノベーション(AWI)は今週、同スーツを販売する紳士服のコナカから新たに17万着分の注文を受けたことを明らかにした。日本への出荷は累計約25万着分となった。 昨年発売された同スーツは温水シャワーで3―4分流した後、室温で数時間乾かすという方法で洗浄が可能。きちんと掛けておけばアイロンも不要という。 AWIのクレイグ・ウォルシュ最高責任者(CEO)は「スーツでの成功を受けて、女性服や企業の制服のデザインも開発中」とコメント。「ある航空会社が乗務員の制服にこの技術を採用するという話もあり、非常に喜んでいる」と語った。