横浜合同庁舎(横浜市中区)の食堂で、食券を偽造して使ったとして、神奈川県は21日、横浜県税事務所の男性職員(24)を停職6か月の懲戒処分とした。 県の発表によると、男性職員は昨年の大型連休中、自宅のパソコンとプリンターを使ってA定食(470円)とB定食(500円)の食券各10枚を偽造。本人の記憶では少なくとも6枚を使ったという。昨年6月3日の昼休みに使おうとして従業員に見つかった。 偽造した食券は、本物とは異なる印字で、大きさもわずかに小さかった。職員は何枚使ったか覚えておらず、残っていた6枚以外は使ったものとして、14枚分の計6790円を食堂側に支払った。食堂側は警察に被害届を出していない。 職員は「実家への仕送りのためにお金をためたかった。とんでもないことをした」と話しているという。