爆薬の原料となる薬品を不正に所持したとして毒劇物取締法違反容疑で逮捕された専門学校生の少年(19)=神奈川県相模原市=が「人と触れ合うのが苦手で、劣等感で不安に思っていた。爆発実験の映像を見たネット仲間が驚いたりすると優越感をもてた」と供述していることが24日、警視庁公安部の調べでわかった。 薬品購入先の東京都中央区の薬品販売会社については、インターネット上の「『(入手困難な薬品が)ここで手に入る』という書き込みで知った」と話していることも判明。公安部は、同社の販売方法に問題がなかったか捜査している。 公安部は今月5日、正当な理由なく所持することが禁止されている塩素酸カリウムと塩素酸ナトリウム計約170グラムを所持していたとして少年を逮捕し、自宅から硫酸など十数種類の薬品を押収した。 公安部によると、少年は昨年4月ごろ、専門学校の体験授業で薬品を使った実験に興味を持ったという。その後