昨年9月の御嶽山(おんたけさん)(長野・岐阜県境、3067メートル)噴火で、行方不明者6人の捜索再開に向けて入山した長野県の先遣隊は12日、事前シミュレーション(模擬訓練)として金属探知機で火山灰の下を探す手順などを確認し、同日午後に下山した。 先遣隊は県警や消防を中心とした44人で編成。捜索エリアの尾根「八丁ダルミ」斜面の積雪は約1メートルで、最大約3メートルだった6月30日の調査に比べ、雪解けが進んでいたという。 また、この日は山頂付近で遺留品5点を回収した。県警によると、カメラや登山靴などで、捜索重点エリア(火口から約1キロ圏)やその付近で発見した。県警が今後、行方不明者のものかどうか確認する。