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  • 誤用の理由

    「~足りうる」という書き方 二葉亭四迷の「文学は男子一生の事業と為すに足らず」漱石の「文芸は男子一生の事業とするに足らず乎」っていう超有名な言葉があって、「誤訳も芸のうち―文芸翻訳は一生の仕事足りうるか」というのも、恐らくそのパロディーだ。 しかし「足らず」も「たりうる」も、今や日常生活でほとんど使わない。にも関わらず漱石四迷の二つ言葉なりタイトルの影響っていうのも今は残っていて、ついつい使ってしまう。 パロディーの大元は明治に作られ、今は平成なのだから「足りうる」になってしまっても仕方ない。 そもそも二葉亭四迷の「文学は男子一生の事業と為すに足らず」というのも私自身がうろ覚えで「足らず」だか「非ず」だかはっきりしない。ただ明治に「足らず」で流通してしまっているのだから、元が「非ず」だったとしても「足らず」じゃないと締まらない。 「文芸翻訳〜」の著者が、二葉亭なり漱石なりの言葉を頭に浮べて

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    ROYGB
    ROYGB 2013/05/30
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