ブックマーク / eman-physics.net (2)

  • 物理数学:群速度

    うなり 波の重ね合わせについて話しておこう.この話を「物理数学」の中に入れるのも少し変だが,波を重ね合わせる話は物理の色んな分野に出てくるので,どこに分類すべきか迷った末のことである.必要になったときに思い出してじっくり読み返してもらったら良いだろう. 周波数の異なる複数の波を重ね合わせると,うなりを生じる.これは高校の物理でもやる.ある一定の周波数の音のボリュームが大きくなったり小さくなったりを繰り返して,「ウワーン,ウワーン」と聞こえるわけだ.ちょっと不快だったりする場合もある.この時,波の形は次のようになっている. なぜこのようになるかは,次のように三角関数の和積公式を使えば理解できる. 重ね合わせた二つの波の「平均の周波数の音」のボリュームが,というタイミングで,大きくなったり小さくなったりすることが分かる.先ほどの図に関数の波を重ねて書くと次のようになっている. 例えば 440

    物理数学:群速度
    ROYGB
    ROYGB 2021/05/25
    AM変調の説明は不十分で、電圧の底上げをしないで掛け合わせれば上と同様の波形になる。ソレモAMh延長の一種で、DSBと呼ばれる。
  • 相対性理論:ブラックホールの見え方

    この記事の動機 2019年4月10日の夜に行われた記者会見のネット中継で,人類が初めてブラックホールの撮影に成功したという知らせを聞いた.ピントがぼやけたドーナツのような画像であった. それまで私はブラックホールを画像として捉えることができるなどとは想像していなかったから,ブラックホールが実際にどう見えるかという話題にはほとんど関心を持っていなかった.せいぜい SF のネタとして使える程度の知識だろうという感覚だ.人類が宇宙船で直接見に行くとしても私の生きている間には叶いそうにもない夢物語だろう. ところが,世界中の電波望遠鏡をリンクさせることで,地球サイズの電波望遠鏡として使って,我々の銀河とは別の銀河の中心にある巨大ブラックホールを見たのである.見たと言っても,今回は可視光の領域ではなく,電波領域である. 想像画で見るのとはかなり違った.細かい星が見える宇宙を背景にして真っ黒い円がある

    相対性理論:ブラックホールの見え方
    ROYGB
    ROYGB 2019/04/15
    シュバルツシルト半径では第二次宇宙速度が光速になるのだけど、第一次宇宙速度が光速になる地点がシュバルツシルト半径よりも大きくなるのは不思議。1次と2次の速度が逆で、ニュートン力学では説明不能。
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