東京都監査事務局は4月21日、若年被害女性等支援事業を委託した3団体(一般社団法人若草プロジェクト、NPO法人BONDプロジェクト、NPO法人ぱっぷす)に対する住民監査請求の結果、棄却としたことを公表した。2021年度の同事業に基づく契約の履行が十分でないなどとして、都が概算払いした委託金の返還などを求めていた。 監査結果によると、事業計画通りの見回りを実施していないことや、通期の相談人数と年齢別相談人数が合致しないなど、実態とそぐわない部分があるものの、「各精算は過大な金額に基づいてなされたものであるとは認められず、都に損害をもたらすものではない」と結論付けた。 福祉保健局に対しては、事業受託者に対して数値や文章に誤記がないよう正確に記載させるとともに、相談人数などの集計方法を統一させるよう指導の徹底を求めた。 一連の流れを受けて福祉保健局は、同事業を委託事業から補助事業にするため、18